「auひかりプラスって、今までのauひかりと何が違うの?」「”プラス”が付いただけの上位版?」と疑問に思っていませんか?
auひかりプラスは、KDDIが2026年9月17日に提供を始めた新サービスです。光回線とau 5G回線を1台の「ハイブリッドホームルーター」で束ね、ルーターが届いたその日から5Gでネットが使え、光回線の開通後は自動で光に切り替わるという全く新たな接続サービスです。

一見するとauひかりの上位版のように思いますが、光回線の中身はKDDIの回線ではなくNTTの回線(光コラボ)になる場合があり、自分では選べません。障害時の5G切り替えも現時点では手動で、さらに月858円のルーターレンタルが必須のため、月額は従来のauひかりより高くなります。
このようにauひかりプラスは従来のauひかりとは全く別物の接続サービスとして企画・販売されています。
こうした事実を踏まえ、当編集部はauひかりプラスはこれまでの光回線のような「速さ」や「安さ」で選ぶサービスではなく、「待たない・止まらない」を買う接続サービスだと考えます。そのため考え方の基準は、①開通を待つ”空白期間”があるか、②ネットが止まったときの損失が大きいか、③その安心に月数百円の”保険料”を払えるかの3つです。
結論、新規契約・引っ越し・在宅ワークなど「空白」や「停止」が困る人はauひかりプラス、すでにauひかりを快適に使っている人や速度・安さ最優先の人は従来のauひかりがおすすめです。前者は工事待ちと障害時の不通という光回線の2大弱点を月数百円で解消でき、後者はその保険が不要なぶん、独自回線と安い月額というauひかり本来の強みを素直に受け取れるからです。
本記事では、両者の違いを仕組み・料金・機器・エリアから比較し、あなたがどちらを選ぶべきかを具体的に解説していきますね。
auひかりプラスと従来のauひかりの比較
| 比較項目 | auひかりプラス | 従来のauひかり |
|---|---|---|
| こんな人におすすめ | 工事を待てない人 ネットが止まると困る人 |
今auひかりで満足している人 速度・安さ最優先の人 |
| 回線 | 光(KDDI or NTT)+au 5G | 光(KDDI独自回線)のみ |
| 使い始め | ルーター到着日から5Gで利用可 | 開通工事の完了後 |
| 月額 戸建て1ギガ |
5,720円+ルーター858円 =6,578円 |
5,610円 2027年1月〜5,940円 ※3年契約1年目 |
| 障害時のバックアップ | 〇 5Gに切り替え可 | × |
| 10ギガ(マンション) | 〇 | × |
※料金は税込。auひかりはau one net・口座振替/クレジットカード割引適用時。auひかりプラスはWi-Fiパック(月770円)を含みません。
この記事でわかること
そもそも「auひかりプラス」とは?まず名前の誤解を解く
auひかりプラスを正しく理解するには、細かい料金より先に「そもそも何者なのか」を押さえておくことが大切です。ここを誤解したまま比較すると、「上位版だと思って選んだのに速くならない」といった失敗につながります。
改名でも上位版でもない「別サービス」
まず押さえておきたいのは、auひかりプラスと従来のauひかりは同時に販売されている別々のサービスだという点です。従来のauひかりは提供終了になったわけではなく、2027年1月の料金改定の発表でも、プラン名を変えて提供を続けることが示されています。
そのため、今auひかりを使っている人が自動的にプラスへ切り替わることはありません。プラスに移るには、今のauひかりを解約して新規契約する必要があります。
一言でいうと「光+au 5G」を1台のルーターで使うサービス
auひかりプラスの中心にあるのが、専用のハイブリッドホームルーター「Aterm HY01」です。このルーターが光回線とau 5G回線の両方につながり、状況に応じて使う回線を切り替えます。

auひかりプラスでできること
- 光回線の開通前:ルーターをコンセントに挿すだけで、au 5Gでネットが使える
- 光回線の開通後:手続きなしで光回線(最大10Gbps)に切り替わる
- 光回線の障害時:au 5Gに切り替えてネットを使い続けられる
なぜKDDIはこのサービスを出したのか
KDDIは発表会で、利用者のニーズとして「開通までの期間の短さ」「セキュリティへの不安」「途切れない回線」の3つを挙げています。
光回線には昔から、申し込みから開通まで数週間〜1ヶ月以上かかる、障害が起きると家のネットが丸ごと止まるという2つの弱点がありました。在宅ワークやオンライン授業、スマート家電が当たり前になった今、この2つは「不便」から「生活の支障」に変わっています。auひかりプラスは、この弱点をモバイル回線で埋めるために作られたサービスといえます。
「auひかりプラス」は回線の名前ではない
auひかりプラスを理解するうえでいちばん大事なのは、同じ「auひかり」でも名前の意味が変わっているという点です。
従来の「auひかり」は、KDDIが独自に持つ光回線そのものを指すブランドでした。「NTTのフレッツ光とは別の回線だから混みにくい」という点が、auひかりを選ぶ理由のひとつだったわけです。
一方のauひかりプラスは、NTTの回線を使う場合もあれば、光回線を使わない5Gだけのプランもあります。つまり「プラス」が指しているのは特定の回線ではなく、「auが提供する、待たずに使えて止まりにくい家のネット環境」という体験なのです。
「auひかりの新しい版」ではなく「auブランドの新しい家のネット」と考えると、違いがスッと入ってきますよ!
センキチ
auひかりプラスと従来のauひかりの違いの全体像
まずは、両者の違いを一覧で確認しておきましょう。
auひかりプラスと従来のauひかりの違い一覧
| 比較項目 | auひかりプラス | 従来のauひかり |
|---|---|---|
| 提供開始 | 2026年9月17日 | 提供中(並行販売) |
| 回線の中身 | KDDIの光回線/NTTの光回線(光コラボ)/5Gのみ ※タイプは事業者側が決定 |
KDDIの独自光回線 |
| 使い始め | ルーター到着日から5Gで利用可 | 開通工事の完了後 |
| 障害時のバックアップ | au 5Gに切り替え可 ※現在は手動。自動切替は2026年度内予定 |
なし |
| プラン | ホーム10ギガ/ホーム/マンション10ギガ/マンション/ワイヤレス | ホーム(10ギガ・5ギガ・1ギガ)/マンション |
| ルーター | ハイブリッドホームルーター必須 (月858円) |
ホームゲートウェイ ※無線LAN機能は別料金 |
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 7 ※6GHz帯はWi-Fiパック加入時 |
機種による |
| 契約期間 | 2年 | 3年/2年/定めなし |
| プロバイダ | BIGLOBE・So-net・@nifty | au one net・BIGLOBE・So-net・@niftyほか |
| 固定電話 | Wi-Fiパック(月770円)に含まれる モバイル回線経由で提供 |
auひかり電話(月550円) |
| auスマートバリュー | 対象 | 対象 |
| 2027年1月の値上げ | 対象外 | 対象(月330円) |
※2026年11月時点。料金は税込。
項目は多いですが、実際に「どちらを選ぶか」を左右するのは次の3つだけです。
本当に見るべき3つの違い
Wi-Fi規格やプロバイダの違いは「選んだあとに確認すればいい項目」です。まずは上の3つで方向性を決め、細かい点はそのあとに詰めるのが失敗しない順番です。
違い①【回線】光回線の中身が変わる(タイプ1・2・3)
auひかりプラスでいちばん誤解されやすいのが、光回線の中身です。auひかりプラスには、使う回線によって3つのタイプがあります。
auひかりプラスの3つのタイプ
| タイプ | 使う回線 | 対象プラン |
|---|---|---|
| タイプ1 | KDDIの光回線 | ホーム10ギガ/ホーム |
| タイプ2 | モバイル回線のみ | ワイヤレス |
| タイプ3 | NTT東西の光回線(光コラボ) | ホーム10ギガ/ホーム/マンション10ギガ/マンション |
光コラボとは?
NTT東日本・西日本が提供する「フレッツ光」の回線を、さまざまな事業者が借り受けて自社のサービスとして提供する光回線のことです。ドコモ光やソフトバンク光なども光コラボにあたります。フレッツ光や他の光コラボからは、工事なしの「転用」「事業者変更」で乗り換えられるのが特徴です。
タイプは自分では選べない
注意したいのは、どのタイプになるかは、住所や建物の設備などをもとに事業者側が決めるという点です。「KDDIの回線がいいからタイプ1で」と指定することはできません。
また、フレッツ光や光コラボから転用・事業者変更で申し込む場合は、タイプ3(NTTの回線)になります。KDDIの発表会でも、auひかりプラスの光回線にNTT東西の「フレッツ光」を利用できることが説明されています。
「プラス」だから速い、というわけではない
従来のauひかりが評価されてきた理由のひとつは、NTTとは別の独自回線を使っていることでした。ところがauひかりプラスでタイプ3になった場合、回線そのものは他の光コラボと同じNTTの設備です。
もちろん、NTTの回線だから必ず遅いというわけではありません。実際の速度は地域や建物、時間帯に大きく左右されます。ただ、「auひかり=独自回線で速い」というイメージのまま「プラスなら上位版だからもっと速いはず」と考えるのは誤りです。
「プラス」は速さのプラスではなく、5G回線というもう1本の回線がプラスされている、という意味で捉えるのが正解です!
センキチ
違い②【使い始め】工事を待たずにその日から使える
auひかりプラス最大の特徴が、光回線の開通工事を待たずにネットが使える点です。
従来の光回線でも、開通までの間にモバイルルーターを貸し出すサービスはありました。ただ、それはあくまで一時的な代替手段で、返却の手間や設定のし直しが発生します。auひかりプラスは開通前と開通後で同じルーターを使い続けられるため、Wi-Fiの設定を変える必要もありません。
しかも、5Gで使っている開通前の期間は、ネット利用料とルーターのレンタル料が割引され、初月+最大3ヶ月は実質0円で使えます(ひかり準備割)。
即日利用のメリットが大きいのは「今ネットがない人」
この「待たない」というメリットの大きさは、人によってまったく違います。
たとえば今、他社の光回線を使っている人なら、今の回線を残したまま新しい回線の開通を待てば、ネットが使えない期間はそもそも発生しません。この場合、即日利用のメリットはほとんどありません。
反対に、引っ越し直後・新築・一人暮らしを始めたばかりなど、今まさにネットがない人にとっては非常に大きな価値があります。特に引っ越しが集中する3〜4月は工事が混み合いやすく、開通まで1ヶ月以上かかることも珍しくありません。その間のテザリング代やレンタルWi-Fi代を考えると、即日使えることの価値は月額差を上回るケースも多いでしょう。
違い③【止まりにくさ】光回線の障害時は5Gでバックアップ
auひかりプラスは、光回線の開通後も5G回線を予備の回線として持ち続けます。光回線に障害が起きたり、災害で光回線が使えなくなったりしたときは、5G回線に切り替えてネットを使い続けられます。
また、光回線と5G回線を同時に使って速度を上げる仕組みではありません。KDDIは発表会で、5Gは光に比べて遅延が大きく、両方を合わせて使うと品質面で問題が出るためと説明しています。あくまで「普段は光、いざというときは5G」という使い分けです。
5Gバックアップでも防げないケース
5Gバックアップは心強い機能ですが、「これで災害時も絶対につながる」と考えるのは過大評価です。次の3点は押さえておきましょう。
5Gバックアップの限界
- 停電するとルーター自体が止まる
ハイブリッドホームルーターも電源が必要です。停電時にも使いたいなら、ポータブル電源などの備えが別途必要です。 - 大規模災害では基地局も影響を受ける
光回線と同じ地域の基地局が被災すれば、5Gもつながりにくくなります。 - 5G利用時は光回線ほどの速度・低遅延は期待できない
メールやWeb会議を続けるには十分でも、オンラインゲームや大容量のダウンロードには向きません。5G通信時の初期設定(スタンダードモード)はデータ容量の上限こそありませんが、混雑時などには速度が制御される場合があると公式サイトに記載されています。
つまり5Gバックアップの本当の価値は、大災害への備えというより、「工事やケーブルの断線など、日常的に起こる光回線のトラブルで家のネットが丸ごと止まらないこと」にあります。在宅ワークの会議中にネットが落ちる、子どものオンライン授業中に回線が止まる、といった事態を減らせるのが現実的なメリットです。
違い④【料金】月額・初期費用・契約期間を比較
次に、料金の違いを確認しましょう。auひかりプラスの月額料金は次のとおりです。
auひかりプラスの月額料金
| プラン | 利用料 光回線開通後 |
ルーター レンタル料 |
合計 |
|---|---|---|---|
| ホーム10ギガ | 6,380円 | 858円 | 7,238円 |
| ホーム(1ギガ) | 5,720円 | 858円 | 6,578円 |
| マンション10ギガ | 6,380円 | 858円 | 7,238円 |
| マンション(1ギガ) | 4,642円 | 858円 | 5,500円 |
| ワイヤレス(5Gのみ) | 4,642円 | 858円 | 5,500円 |
※税込。Wi-Fiパック(月770円)は別途。光回線開通前は初月+最大3ヶ月、利用料・ルーター代が割引されます。
従来のauひかりとの月額差は「2年毎月割」の有無で大きく変わる
auひかりプラスには、auひかりプラス 2年毎月割という割引があります。BIGLOBEの2年契約を、auホームページやauショップなどの対象窓口から申し込んだ場合、光回線の開通翌月から最大24ヶ月、ネット利用料が割り引かれる仕組みです(ホーム10ギガは月1,848円、ホームは月1,188円、マンションは月627円)。
そこで、戸建て1ギガで「2年毎月割あり」「なし」の両方を、従来のauひかり(3年契約)と比べてみました。従来のauひかりは2027年1月から月330円値上げされるため、値上げ後の料金で比較しています。
戸建て1ギガの月額比較(2027年1月以降)
| 利用年数 | auひかりプラス 2年毎月割あり |
auひかりプラス 2年毎月割なし |
従来のauひかり 3年契約 |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 5,390円 | 6,578円 | 5,940円 |
| 2年目 | 5,390円 | 6,578円 | 5,830円 |
| 3年目 | 6,578円 | 6,578円 | 5,720円 |
| 3年間の総額 | 208,296円 | 236,808円 | 209,880円 |
※税込。auひかりプラスはネット利用料+ルーターレンタル料(光回線開通後・Wi-Fiパック除く)。従来のauひかりはau one net・口座振替/クレジットカード割引適用時で、電話・Wi-Fiオプションは含みません。
2年毎月割が適用されれば、最初の2年間はむしろauひかりプラスのほうが安く、3年間の総額でも従来のauひかりとほぼ同じです。一方、2年毎月割の対象外で申し込んだ場合や、割引が終わった3年目以降は、月638〜858円ほど高くなります。
ここで見落としがちなのが、従来のauひかりはホームゲートウェイの無線LAN機能が別料金だという点です。auひかりプラスのルーター代858円にはWi-Fi 7対応ルーターが含まれているため、Wi-Fiを使う前提で比べると、実際の差は表の数字より小さくなります。
「実質○円」表示の読み方
auひかりプラスの広告では「実質○円」という表示をよく見かけます。これは複数の割引をすべて適用した場合の金額なので、自分に当てはまるかを確認しましょう。
| 割引・特典 | 内容 | 条件 |
|---|---|---|
| 2年毎月割 | ネット利用料を割引(ホーム10ギガ月1,848円など) | BIGLOBE・2年契約・対象窓口で申し込み/最大24ヶ月 |
| ひかり準備割 | 光回線開通前の利用料・ルーター代を割引 | 初月+最大3ヶ月 |
| Wi-Fiパック デビュー割 | Wi-Fiパック(月770円)が無料 | 最大13ヶ月 |
| でんきセット割 | Wi-Fiパックを月最大330円割引 | auでんきを利用 |
| au PAY ゴールドカード特典 | 利用料金の合計最大10%をPontaポイント還元 | au PAY ゴールドカードで支払い |
| auスマートバリュー/自宅セット割 | スマホ代が月最大1,100円割引 | au・UQ mobileの対象プラン |
※各特典の詳細条件は公式サイトでご確認ください。
auでんきやau PAY ゴールドカードを使っていない人にとっては、「実質○円」はそのまま当てはまりません。比較するときは、割引前の金額と、自分が確実に使える割引だけで計算するのが鉄則です。
契約期間と初期費用
auひかりプラスの契約期間は2年です。従来のauひかりは3年契約が主流なので、縛りの期間はプラスのほうが短くなります。更新月以外に解約した場合の契約解除料は、公式サイトで次のように案内されています(BIGLOBEの2年契約の場合)。
解約・プラン変更された場合は契約解除料3,102円がかかります
初期費用は次のとおりです。新規申し込みの工事費は、初期費用相当額割引で同額が最大24ヶ月かけて割り引かれるため、2年間使い続ければ実質的な負担は登録料だけになります。
| 項目 | ホーム | マンション | 転用・事業者変更 |
|---|---|---|---|
| サービス登録料 | 4,950円 | 4,950円 | 4,950円 |
| 工事費 | 39,600円 1,650円×24回 |
26,400円 1,100円×24回 |
3,300円 |
| 初期費用相当額割引 | -39,600円 | -26,400円 | 対象外 |
※税込。土日祝日の工事は別途3,300円。
ただし、この割引は途中で解約すると打ち切られる点に注意が必要です。
割引期間中に解約された場合、割引は継続いたしません
なお、従来のauひかり(ホーム)の初期費用は48,950円で、こちらも条件付きで相当額の割引があります。
月額差は「保険料」と考えると判断しやすい
2年毎月割が終わった3年目以降や、割引の対象外で申し込んだ場合に生じる月640〜860円ほどの差額をどう考えるかが、選択のカギです。おすすめは、この差額を「開通待ちの空白」と「障害時の不通」に備える保険料として考える方法です。
こんな人は「保険料」を払う価値あり
・引っ越しなどで、今まさにネットが使えない(テザリングやレンタルWi-Fiの費用がかかる)
・在宅ワークで、ネットが止まると仕事に支障が出る
・家族が多く、ネットが止まったときの影響が大きい
こんな人は「保険料」を払わなくてOK
・今の回線を残したまま開通を待てる
・ネットが数時間止まっても、スマホで十分しのげる
・とにかく月額を1円でも安くしたい
月800円前後なら、年間で約1万円です。「年1万円で、開通待ちゼロと回線トラブル時の予備回線が手に入る」と考えて、高いと感じるか安いと感じるかで判断してみてください。
2027年1月の値上げと「契約解除料の免除」に注意
KDDIの発表によると、従来のauひかりは物価高騰を理由に2027年1月利用分から月330円の値上げが決まっています(プロバイダがau one netの場合。他のプロバイダは各社の案内を確認)。auひかりプラスは値上げの対象外です。
今auひかりを使っている人へ
値上げにともない、2026年11月1日〜2027年1月31日に解約を申し出て、2027年2月28日までに解約手続きを完了した場合は、契約解除料が不要になります。auひかりプラスや他社への乗り換えを考えている人にとっては、見直しのタイミングといえます。ただし、工事費の分割残債がある場合は別途請求される点に注意しましょう。
違い⑤【機器・オプション】Wi-Fi 7ルーターとWi-Fiパック
auひかりプラスでは、ハイブリッドホームルーター「Aterm HY01」のレンタルが必須です。主なスペックは次のとおりです。

| 項目 | Aterm HY01 |
|---|---|
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 7(トライバンド) 3バンド合計 約9.3Gbps |
| 有線ポート | 10Gbps対応 WAN×1・LAN×1 1Gbps対応 LAN×1 |
| モバイル回線 | au 5G |
| ONU | 別途提供(一体型ではない) |
Wi-Fiパック(月770円)でできること
auひかりプラスには、有料オプションの「Wi-Fiパック」があります。
Wi-Fiパックの内容
- Wi-Fiの6GHz帯が使える
- 不正通信や詐欺サイトへのアクセスを防ぐ「ホームネットワークプロテクション」
- 迷惑電話ブロック機能付きの固定電話サービス(今の電話番号を引き継ぎ可)
- auの公衆Wi-Fi・電話転送機能
固定電話はモバイル回線を通じて提供されるため、NTTの回線を使うタイプ3でも問題なく利用できます。
Wi-Fi 7の6GHz帯はWi-Fiパック加入が前提
注意したいのは、Wi-Fi 7の性能を最大限引き出せる6GHz帯が、有料オプション扱いになっている点です。Wi-Fi 7対応と聞いて期待して申し込んでも、Wi-Fiパックに入らなければ6GHz帯は使えません。公式サイトでも、Wi-Fiパックの内容として次のように説明されています。
6GHz帯の解放により通信速度が最大3.5Gbpsから、最大9.3Gbpsまで向上します。
とはいえ、Wi-Fiパックは最大13ヶ月無料になる割引があり、固定電話やセキュリティ機能も含まれます。固定電話を使う家庭なら、加入して損はない内容です。反対に、固定電話が不要で、6GHz帯対応の機器も持っていないなら、無料期間が終わる前に解約を検討してもいいでしょう。
また、ルーターは指定機種のレンタルのみで、自分で選ぶことはできません。メッシュWi-Fiなど、こだわりのネットワークを組みたい人にとっては制約になる点も覚えておきましょう。
違い⑥【エリア】従来のauひかりが使えなかった地域でも選べる
従来のauひかりのホームタイプには、提供エリア外の地域があります。そのため、これまで「auスマホだからauひかりにしたいのに、エリア外で申し込めない」という人も少なくありませんでした。
auひかりプラスは、KDDIの回線が使えない地域でもNTTの回線(タイプ3)を使えるため、従来よりも幅広い地域で申し込めるようになりました。マンションでも10ギガプランを選べるのは、従来のauひかりにはなかった選択肢です。
結局どっちを選ぶべき?状況別の結論
ここまでの違いを踏まえ、状況別のおすすめをまとめました。
状況別のおすすめ
| あなたの状況 | おすすめ |
|---|---|
| 引っ越し・新築で、今ネットがない | auひかりプラス |
| 在宅ワークなど、ネットが止まると困る | auひかりプラス |
| 従来のauひかりの提供エリア外に住んでいる | auひかりプラス |
| マンションで10ギガを使いたい | auひかりプラス |
| 他社の光回線を使っていて、開通まで待てる | 従来のauひかり ※エリア内の場合 |
| オンラインゲームなど速度・低遅延が最優先 | 従来のauひかり |
| 今のauひかりに不満がない | そのまま継続 |
自分がどちらに当てはまるかわからない方は、こちらの診断パネルで3つの質問に答えて確認してみてください。
今auひかりを使っている人:基本はそのまま継続
今のauひかりに不満がないなら、無理にauひかりプラスへ乗り換える必要はありません。プラスへの切り替えは「解約→新規契約」扱いになり、次のような費用が新たにかかるためです。
auひかり→auひかりプラスで発生しうる費用
- auひかりプラスの登録料(4,950円)
※工事費は24ヶ月使い続ければ初期費用相当額割引で相殺 - 今のauひかりの工事費の分割残債
- 今のauひかりの契約解除料(値上げにともなう免除期間内なら不要)
ただし、「通信障害が多い」「Wi-Fiが弱い」など不満があるなら、2027年1月の値上げと解除料免除が重なる今は、見直しにちょうどいいタイミングです。
他社の光回線から乗り換える人:エリア内なら従来のauひかりも有力
今の回線を残したまま開通を待てるなら、ネットが使えない期間は発生しません。この場合、auひかりプラスの「即日使える」メリットは活かしにくいため、エリア内なら月額の安い従来のauひかりが合理的です。障害時の予備回線がほしい場合はauひかりプラスを選びましょう。
なお、auひかりプラスには、他社の解約違約金相当額を最大30,000円分au PAY 残高で還元する乗りかえスタートサポート特典(申請必要)もあります。乗り換えにかかる費用が気になる人は、あわせて確認しておきましょう。
引っ越し・新規契約の人:auひかりプラスがおすすめ
引っ越し先ですぐにネットが必要な人には、auひかりプラスがもっともおすすめです。ルーターが届いた日から使え、開通前の期間は割引で実質0円になるので、テザリングやレンタルWi-Fiでしのぐ必要がありません。
在宅ワーク・ネットが止まると困る人:auひかりプラスがおすすめ
Web会議やオンライン授業など、ネットが止まると困る家庭にもauひかりプラスが向いています。現時点では切り替えが手動ですが、2026年度内に自動切り替えが実装されれば、さらに安心感が高まるでしょう。
ゲーマー・速度最優先の人:従来のauひかりがおすすめ
オンラインゲームなど、速度や遅延の少なさを最優先するなら、KDDIの独自回線を確実に使える従来のauひかりがおすすめです。auひかりプラスはタイプ3(NTTの回線)になる可能性があり、5Gバックアップもゲーム用途には向きません。
迷ったら「工事を待てるか」と「ネットが止まったら困るか」の2つで考えてみてください。どちらかが「困る」ならプラスがおすすめです!
センキチ
auひかりプラスはどこで申し込む?プロバイダ3社を比較
auひかりプラスに対応しているプロバイダは、BIGLOBE・So-net・@niftyの3社です。基本料金は共通ですが、キャンペーンや開通前の扱いはプロバイダや申し込み窓口によって異なります。
auひかりプラスのプロバイダ比較
キャッシュバックを比べるときは、金額だけでなく受け取り時期と申請の手間も確認しましょう。申請期限を過ぎると受け取れなくなるキャンペーンも多いため、「いつ・どうやって申請するか」を申し込み前に把握しておくことが大切です。
また、前述の2年毎月割は、BIGLOBEの2年契約をauホームページやauショップなどの対象窓口から申し込んだ場合の割引です。他のプロバイダや窓口では料金や割引の内容が異なるため、申し込み先ごとに総額で比べるようにしましょう。
auひかりプラスは「速さ」ではなく「安心」で選ぶサービス
auひかりプラスと従来のauひかりの違いを一言でまとめると、従来のauひかりは「回線の質」を買うサービス、auひかりプラスは「待たない・止まらない安心」を買うサービスです。
auひかりプラスは、光回線が長年抱えてきた「開通待ち」と「障害時の不通」という2つの弱点に、モバイル回線という現実的な答えを出したサービスです。その対価として、割引が終わると月額は従来より月640〜860円ほど高くなり、回線の中身も自分では選べなくなりました。
だからこそ、選ぶべきかどうかは「その安心に、月数百円の保険料を払う価値があるか」で決まります。新規契約・引っ越し・在宅ワークの家庭なら十分に元が取れる一方、今のauひかりに満足している人や速度最優先の人が乗り換える理由は多くありません。
今後、評価が変わるポイント
・5Gへの自動切り替えが実装されれば(2026年度内予定)、「止まらない」価値はさらに高まります
・従来のauひかりの値上げ(2027年1月)で、両者の価格差は縮まっています
当サイトでは、これらの動きにあわせて本記事を随時更新していきます。
auひかりプラスとauひかりの違いに関するよくある質問
今のauひかりからauひかりプラスに切り替えられる?
切り替えはできますが、今のauひかりを解約して、auひかりプラスを新規契約する扱いになります。登録料や工事費が新たにかかり、今のauひかりの工事費残債も請求されるため、費用を確認してから判断しましょう。
auひかりプラスのタイプ(1・2・3)は自分で選べる?
選べません。住所や建物の設備をもとに事業者側が決定します。フレッツ光や光コラボから転用・事業者変更で申し込む場合は、NTTの回線を使うタイプ3になります。
固定電話の番号は引き継げる?
引き継げます。auひかりプラスの固定電話はWi-Fiパック(月770円)に含まれ、モバイル回線を通じて提供されます。
光回線を引かずに5Gだけで使える?
使えます。光回線を使わない「ワイヤレス」プラン(利用料4,642円+ルーター代858円)が用意されています。
auひかりプラスは従来のauひかりより速い?
速くなるとは限りません。auひかりプラスは「上位版」ではなく、5G回線というもう1本の回線が加わったサービスです。タイプ3の場合はNTTの回線を使うため、速度は地域や建物の環境によって変わります。
auひかりプラスの契約解除料はいくら?
BIGLOBEの2年契約の場合、更新月(満了月の当月・翌月・翌々月)以外に解約すると3,102円の契約解除料がかかります。初期費用相当額割引の期間中に解約すると、割引も打ち切られる点に注意しましょう。
auスマホでなくてもメリットはある?
あります。工事を待たずに使えることや、障害時に5Gでバックアップできることは、スマホのキャリアに関係なく受けられるメリットです。ただし、auスマートバリューや自宅セット割はau・UQ mobileの対象プランが条件なので、月額の負担感は大きくなります。
まとめ
auひかりプラスは、光回線とau 5Gを1台のルーターで束ねた、従来のauひかりとは別のサービスです。工事を待たずにその日から使え、光回線の障害時も5Gでネットを使い続けられる一方、光回線の中身はNTTになる場合があり、割引前の月額も従来より高めです。
当編集部の結論は、「工事を待てない」「ネットが止まると困る」人はauひかりプラス、今のauひかりに満足している人や速度・安さ最優先の人は従来のauひかりです。まずは自分にとって「待たない・止まらない」がどれだけ大事かを考えてから、申し込み先を選んでみてください。


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